温熱環境(栄町の家)

省エネで快適な家づくりも大きなテーマです。
今回は、長期優良住宅で問われる水平面の剛性をとるため、2階の桁や梁の上に24㎜厚の構造用合板を貼り、それを2階の天井の仕上げ材としてました。その上にベーパーバリアのための防湿シートを貼り、高性能グラスウールを敷きこみました。今回は、この桁上断熱がポイントで、耐震・木組みの表しの意匠・断熱施工などコストパホーマンスのあるやり方だと確認できました。小屋裏に取り付けたベントキャップは、今回は吸気で、棟で排気させます。
壁は、費用対効果を考え、柱を見せない大壁とし、柱間にたっぷり高性能グラスウールを入れ、防湿シートを貼ります。
防湿シートは、壁体内に水蒸気が入り、内部で結露をしないため必要な工事とされていますが、わかってはいても、せっかく木の家のをビニールで包むのであま気乗りはしていない作業です。内部結露しない計算を基に防湿シートを貼らないほうがよいか悩むところです。