古材分化の会

第68回風土木の家セミナーは京都を中心に活動されている「古材分化の会」が現在進めている「しごと蔵プロジェクト」の見学会です。
廃屋になったお寺の数奇屋風の書院を、80代の棟梁の指導のもとに、20歳前後の若者3名が雇用され、大工・左官・瓦工事などを学んでゆき、次のステップへ進む何かを学んでもらおうとする試みです。人材の育成・技術の伝承の課題については難しい課題です。
午前は、銀閣寺の近くにある「白沙村荘」を見学し、そこで昼食をとりました。京都画壇で活躍した日本画家、橋本関雪が自ら設計し大正5年に建てた邸宅と1万㎡におよぶ庭園は、たいへん見ごたえがあるものでした。

しごと蔵プロジェクト

白沙村荘