日本人と薪の親しい関係

 第2回の、kikito森づくり塾では、薪(まき)について学びました。
 午前は、深沢光氏による「薪暮らしの愉しみ」と題した講演です。
 永源寺の香想庵にて薪で炊いたご飯をいただいた後、午後からは、里山と薪づくりの現場の見学です。
 40〜50年前は、どの家でも燃料は薪や炭などでした。今ではほとんど使われず、石油・ガス・電気に変わりました。手がかからず便利で楽になりました。山では間伐された木も使われないので、運び出さず切り倒したままにしておくこともあるそうです。森林の保全のためにも燃料として木材を見直していく必要があると思います。
 私の家の暖房や実家のお風呂焚きは木を使っています。ご近所の数件のお宅も、加工のときの木っ端や解体のときに出る木材をお風呂焚きにともらっていただいています。「垂木をちょいちょいと入れておくと風呂みたいすぐ沸く、石油使わんでええで助かるわ」と喜んでいただいています。高価な薪ストーブも魅力的ですが、そんな暮らしがいいと思います。