農村のくらし「冨江家」

木考塾(木造在来工法を考える会)と琵琶湖博物館との協同で「資源が循環するこれからの住まいと暮らし」をテーマに何か出来ないかを考えるセミナーに参加するため、琵琶湖博物館に行ってきました。
セミナーに先立ち、常設展示「農村のくらし」冨江家を見学しました。
博物館の建物の中に、本庄町にあった冨江さんの家やカワヤ・外便所・藁小屋などそのまま移築し、昭和39年の暮らしぶりを再現したものでした。私の生まれた家とたいへん似ていて懐かしい思いがしました。
それは、木・土・瓦・葦など身近にあり、自然のものだけでつくられた家で、この30年ほどの間で、現在の家づくりはかなり変わってきていることに改めて考えさせられました。家事も楽になり、便利で暮らしやすくなったとは思いますが、なにか大切なものまでなくしてしまったようで残念でなりません。