改修工事の現場見学会のご案内

日時 2017年8月 19日(土) 20日(日) (ご都合のよろしいお時間で)
場所 彦根市普光寺町739 (柳川を向いて川を挟んだ一番びわ湖寄りのお宅です)
連絡先 090-7346-8725 福川 (おこしになられる前にお電話をお願いします)

築56年の瓦葺き・ベニガラ塗の家を全面改装しています。
実家に戻られた若世帯との4世代6人家族のお住まいです。築年数から建て替えになる場合もよくありますが、すでに水廻りのリフォームをされていたこと、予算面などを検討し、改修することでお話が進みました。
もう一世代が安心して快適に暮らしていただくことが出来るよう取り組んでいます。

 耐震補強・・・コンクリート基礎でない石場建ての家ですので、限界耐力計算において、極稀地震においても 倒壊を免れる耐震計画のもと、新たに柱をたて土壁をつけ、耐震ダンパー・構造用面材等にて補強しています。
また、屋根を軽くするため、瓦をおろしガルバリウム鋼板葺きにしています。
 断熱改修・・・土壁があり、柱間には断熱材を入れられませんので、柱の外にボード系の断熱材で家を包んでしまう外貼り断熱にて施工しています。2階が勾配天井のため、屋根も同様外貼り断熱しています。
窓の性能は大切ですので、すべての窓を高性能な樹脂サッシに入れ替えています。
 劣化対策・・・家の傾きがかなりありましたので、ジャッキアップをして不陸を直し、沈下対策も行っています。シロアリの被害・腐朽が一部に見られ、撤去後、新たにコンクリート基礎を打ち改築しています。

 木造建築は、各地の古い社寺等を見ても長持ちするのは明らかで、決して鉄骨やRCに比べて短命とは言い切れないと思います。また、新築を建てて住宅ローンに追われるより、予算に合わせたリフォームをすることで暮らしの充実につながる可能性もあると思います。ただ、実際には解体後の状況等により、工事の修正・予算調整・工期の延長などいろいろな問題や苦労が発生してくるのも事実です。現場は工事半ばで、よく言うビフォーアフターまではいっていませんが、ちょうど「家の寿命を延ばす」ための仕事をよく見ていただくことが出来るかと思います。お気軽に起こしくださいますようお待ちしています。

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